ガンダム映画で主題歌に洋楽採用、その狙いとは?海外戦略に注目集まる

ガンダム映画の主題歌に洋楽が採用されたことを象徴する、宇宙空間を背景にしたシルエット調のイメージ 映画

2026年1月30日公開の映画機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女をめぐり、主題歌に関するニュースが注目を集めています。

本作のエンディングテーマに、世界的ロックバンドガンズ・アンド・ローゼズの代表曲Sweet Child O’ Mineが起用されることが明らかになりました。

さらにオープニングテーマには、現代R&Bシーンを代表するSZAの楽曲Snoozeが採用されています。

ガンダム映画で洋楽が主題歌に使われること自体が珍しく、SNSやファンの間では「なぜ洋楽?」「海外を強く意識しているのでは?」といった声が多く上がっています。


主題歌は監督の希望による選曲と判明

今回の洋楽起用については、制作側のコメントも明らかになっています。
オープニング・エンディングともに、村瀬修功監督の希望による選曲であるとのことです。

単なる話題作りや流行狙いではなく、作品の世界観や演出意図に基づいた判断だったことがうかがえます。

『閃光のハサウェイ』シリーズは、政治、戦争、理想と現実といった重厚なテーマを扱う作品です。
その余韻や感情の流れを補強する音楽として、あえて洋楽を選んだという点は、非常に興味深いポイントです。

正直なところ、「この作品なら確かにアリかも」と感じたファンも多いのではないでしょうか。


世代の異なる洋楽を使い分けた構成にも注目

今回の主題歌起用で特に注目されているのが、オープニングとエンディングで異なるタイプの洋楽を使っている点です。

  • オープニング:SZA「Snooze」
  • エンディング:ガンズ・アンド・ローゼズ「Sweet Child O’ Mine」

現代的で感情に寄り添うR&Bと、世代を超えて知られるロックの名曲。
この組み合わせは、若年層から往年の映画ファンまで、幅広い層を意識した構成とも受け取れます。

こう考えると、「よく練られた選曲」という印象です。


ガンダムシリーズが抱えてきた海外展開の課題

ガンダムシリーズは、世界的な知名度を持つIPでありながら、地域によって人気や認知度に差があると言われてきました。

特に北米・ヨーロッパ圏では、「名前は知っているが、作品を深く知らない層」が多いのが現状です。

近年は配信サービスの普及により環境は整いつつありますが、一般層への浸透という点では、まだ課題が残っています。

そうした中で、音楽は国境を越えやすい要素です。
洋楽主題歌の採用は、作品への心理的ハードルを下げる効果も期待されます。


ハリウッド実写版を見据えた布石の可能性も

今回の動きは、以前から進行中とされているハリウッド実写版『機動戦士ガンダム』の存在とも無関係ではなさそうです。

実写映画をきっかけにガンダムを知る海外層にとって、「どんな音楽が使われているか」は、作品の第一印象を大きく左右します。

その意味で、『閃光のハサウェイ』での洋楽起用は、将来的なグローバル展開を見据えた静かな準備とも考えられます。

個人的には、「ここで一度試しておく」という判断にも見えてきます。


ファンの戸惑いと、シリーズ進化のバランス

もちろん、これまで日本人アーティストによる主題歌に親しんできたファンにとって、今回の洋楽起用に戸惑いを感じる声があるのも事実です。

ただし、今回のケースは「これまでを否定する変更」ではなく、作品ごとに最適な表現を選んだ結果と捉えるのが自然でしょう。

ガンダムシリーズは常に変化と挑戦を続けてきた作品でもあります。
今回の選択も、その流れの延長線上にあるものと言えそうです。

果たして監督の本心は?このSNSに答えがありそうです。


50周年を前に動き出すガンダムの現在地

2029年には、ガンダムシリーズは50周年を迎えます。
もしその節目に、ハリウッド実写版や『閃光のハサウェイ』シリーズが世界的に注目される状況が生まれたとすれば――。

今回の洋楽主題歌起用は、後から振り返って「転換点だった」と語られる出来事になるかもしれません。

ファン目線としても、今後の展開から目が離せない動きと言えそうですね。

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