狩野英孝、手書き御朱印が転売に「本当にやめてほしい」 3日で1300枚…神主としての覚悟と芸人としての本音

「狩野英孝、手書き御朱印が転売に『本当にやめてほしい』」という大きなタイトル文字が入ったアイキャッチ。左側には神主姿で筆を持つシルエットと鳥居、右側にはステージでマイクを持つ芸人のシルエットが配置され、神主と芸人の二面性を表現している。 エンタメ

お笑い芸人・狩野英孝さんが、心を込めて書いた“手書き御朱印”がフリマアプリで転売されている――。その現実に、本人が悲痛な思いを語りました。

2月12日、都内で開催された『最もfreeeに活躍した個人 授賞式』に登壇した狩野さん。芸人、神主、歌手、YouTuberと多方面で活躍する姿が評価され、「今年度最も多岐に渡り活躍した“フリー”な個人」として表彰されました。

受賞の喜びを語る中で、話題は年末年始の“神主としての活動”へ。そこから明かされたのは、少し切ない現実でした。


3日間で1300枚…一枚一枚に込めた思い

狩野さんは、毎年年末年始に実家の神社で神主として奉仕しています。今年は御朱印を手書きで担当。なんと3日間で約1300枚を書き上げたといいます。

「習字なので、1枚1枚の緊張感が半端ないんですよ」

その言葉からも、流れ作業ではない真剣勝負の時間だったことが伝わります。参拝に訪れた人のために、心を込めて一枚ずつ丁寧に書く御朱印。受け取った人にとっては、特別な記念品です。

「皆さんにお配りできたのはうれしかった」

そう笑顔を見せる一方で、狩野さんは表情を曇らせました。


「本当にやめてほしい」…1枚5000円で転売

「一つだけ“おいおい”と思うところがある」

そう切り出し、明かされたのが転売問題です。自身が手書きした御朱印がフリマアプリで販売されていることを知ったといいます。

「御朱印がメルカリで売られてる。これは本当にやめてほしいし、ぜひ皆さん買わないようにしてください」

価格は1枚5000円で出品されていたケースもあるとのこと。

御朱印は本来、参拝の証として授与されるもの。営利目的での転売は本来の趣旨とは異なります。だからこそ、狩野さんの言葉には重みがありました。

怒りというより、悲しみ。
“気持ちが踏みにじられた”ような思いがにじみ出ていました。


芸人としての本音「ジュラシーも感じます」

さらに印象的だったのが、年末年始の心境です。

芸人にとって年末年始は最も華やかな時期。特番、生放送、バラエティラッシュ。しかし狩野さんは神主として実家を手伝うため、その現場に立つことはありません。

「リビングに戻ってテレビをつけると、芸人たちが生放送に出ている。それを見て、やっぱりいいなって思いますし、ジュラシーも感じます」

“ジュラシー”という独特な言い回しも狩野さんらしいですが、その裏にあるのは正直な本音でしょう。

華やかな舞台への羨望。
でも、それを押しのけるように彼はこう続けました。

「これは宿命だと思ってやらせていただいている」

芸人としての自分と、神主としての自分。どちらも本気だからこそ生まれる葛藤。それでも逃げない姿勢が、多くのファンの共感を呼んでいます。


転売問題は“買わないこと”が抑止力

御朱印の転売問題は、狩野さん個人だけの話ではありません。全国の寺社でも同様の問題が発生しています。

しかし狩野さんの呼びかけは明確でした。

「買わないでほしい」

需要がなくなれば、転売は成立しません
ファンや参拝者が本来の意味を理解し、正規の形で受け取ること。それが何よりの応援になります。


“フリー”に活躍する男の覚悟

今回の授賞式では、多方面で活動する姿が評価されました。芸人、YouTuber、歌手、そして神主。

どの肩書きも中途半端ではない。
それぞれに責任と覚悟を持って向き合っているからこそ、今回の受賞につながったのでしょう。

御朱印転売という残念な出来事はありましたが、3日間で1300枚を書き上げるその姿勢こそが、狩野英孝という人の本質なのかもしれません。

華やかな芸人の顔と、静かに筆を握る神主の顔。
そのどちらも、彼の大切な“本業”なのです。

そしてだからこそ、
「本当にやめてほしい」という言葉は、重く、まっすぐに響きました。

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